文鎮化した L-04C の復旧手順(前編)
Created at: 2013-06-15 17:09:16
文鎮化した docomo L-04C を復旧させる手順を試す。文鎮化した経験はまだないが、実際にそうなる前に手順を確認しておきたい。
前編として、今回の記事では作業の条件や準備について説明し、続きは後編で説明する。
0. 本記事の内容について
本記事は、inataya が実際に行った操作とその結果を記録したものである。異なる作業条件でも同じ結果が得られると保証するものではない。
1. はじめに
作業条件などを以下にまとめる。
- 作業の内容と目的
- 端末のファームを公式のものに書き換えて、文鎮状態から復旧させる
- 作業環境
- Windows XP SP3
- 使用する端末
- CyanogenMod 7(以下、CM7 と略す) を導入した端末
- 実際には文鎮化していないが、そうなったものと仮定する
- 書き換えるファーム
- 公式ファームの L-04C-V10g
- 参考ページ
2. 準備作業
ファームを書き換える前の準備について説明する。
ファイルのダウンロード
以下のファイルをダウンロードする。
- 公式ファーム(V10G_00.kdz)
- KDZ Updater
- 7-Zip
- 補足:
- 現在の環境で 7z ファイルが展開できるなら、7-Zip は必要ない。また、新たにインストールする場合も 7-Zip を選ぶ必要はない。機能を満たすのであれば、プログラムの選択は自由である。
プログラムのインストール
7z920.exe を実行して 7-Zip をインストール。
KDZ Updater のインストールは KDZ_FW_UPD_EN.7z を展開するだけである。KDZ_FW_UPD_EN というディレクトリに展開した(展開方法によって異なる)。
KDZ Updater の実行に必要な MSXML 4.0 SP3 Parser をインストールする。KDZ_FW_UPD_EN.7z の展開先にある msxml.msi からインストーラを起動する。
端末の確認
作業前の端末は以下の状態であることが必要。
- 電源が切れている
- PC と USB ケーブルでつながれていない
この状態を確認したら準備完了である。作業の続きは後編を読んでいただきたい。